市原八幡埠頭バイオマス発電合同会社

バイオマス発電とは

木質ペレット

バイオマスとは、動植物などから生まれた生物資源の総称で、これらの資源からつくる燃料をバイオマス燃料と呼びます。当発電所では木質ペレットを燃料に使用しています。

このバイオマス燃料を燃やして、ボイラーで高温高圧の蒸気を発生させ、
その蒸気でタービンを回して発電するのがバイオマス発電です。

バイオマス発電には
・天候に左右されず安定的に発電できる。
・バイオマス燃料を燃やすとCO2を排出するが、植物の成長過程では光合成により大気中のCO2を吸収するので、排出と吸収によるCO2のプラスマイナスはゼロになる(カーボンニュートラル)。
・これまで未活用だった廃棄物なども燃料として有効活用でき、循環型社会の構築に寄与する。
などのメリットが考えられます。

当発電所では、持続可能性が確保できるバイオマス燃料を使用し、バイオマス発電事業を通して、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

バイオマス発電の仕組み

バイオマス発電の仕組み

燃料情報

こちらから資料をダウンロードいただけます。

バイオマス燃料(PKS)の持続可能性
(合法性)の確保に関する
自主的取組および燃料発生地点
(搾油工場)の情報について(PDF)

当社は、FSC認証及びPEFC認証を取得し、各認証の要求事項を遵守しております

こちらから資料をダウンロードいただけます。

FSC中核的労働要求事項に関する方針声明(PDF)

バイオマス発電のライフサイクルGHGに係る自主的取組等の情報開示について(PDF)

事業概要

100%バイオマス燃料を使用する発電事業をおこなっています。

設備名称 市原八幡埠頭バイオマス発電所
事業主体 市原八幡埠頭バイオマス発電合同会社
所在地 千葉県市原市八幡海岸通2番10
発電出力 75,000kW(75.0MW)
燃料 木質ペレット等、約27万トン/年※再生可能エネルギー固定価格買取制度適用

発電設備運用図

発電設備運用図
発電設備運用図

※カーソルを当てると拡大表示されます

発電所構内図

発電所構内図

① 燃料受入れ

燃料の木質ペレットは海外から船で運搬し埠頭で荷揚げされます。

② 陸上燃料搬送

荷揚げ後はダンプで発電所の燃料受入れピットに運び発電所に受入れられます。

③ 燃料受入れピット

燃料は発電所内の燃料受入れピットに受入れられます。受入れピットに燃料が投入され燃料搬送が開始されます。

④ 燃料貯留槽

受入れた燃料は、搬送エレベーター等で運ばれ、貯留槽上部から投入され、一時保管されます。

⑤ 燃料搬送設備

貯留槽で保管されていた燃料は、燃料払出コンベアでボイラー設備に搬送されます。

⑥ 循環流動層ボイラー

貯留槽より搬送された燃料は火炉に投入、燃焼されます。燃焼の熱を利用して水を蒸発させ高温・高圧蒸気を発生させます。

⑦ 蒸気タービン発電設備

ボイラで発生した高圧の蒸気を動力原とし、蒸気タービンを回転させて発電します。

⑧ 冷却塔設備

発電所内各設備の冷却用に使用された水を冷却塔設備で再冷却後、循環します。

⑨ ろ過水設備、純粋設備

構外より受け入れた工業用水をろ過設備と純水設備で不純物を除去しボイラ水として使用します。

⑩ 送変電設備

発電した電気は送電設備より送電されます。

⑪ 排水処理設備

発電所設備から発生した排水は排水処理設備で不純物を除去して海へ放流されます。

⑫ 中央監視室

発電所設備の運転管理は中央制御室で集中管理・制御をしています。

※番号をクリックすると写真が表示されます

アクセス

地図

〒290-0067
千葉県市原市八幡海岸通2番10
℡:0436-26-4080

  • JR八幡宿駅からタクシーで ・・・・・ 約11分
  • JR八幡宿駅からバス乗車 ・・・・・・ 約8分
    (レゾナック前下車徒歩約8分)